こんにちは、はじめです。

「楽譜が読めないんですが、ピアノ弾けるようになりますか?」

なります。僕は楽譜がまったく読めない状態で始めました。

25歳の僕は、ト音記号とヘ音記号の区別すら怪しかった。それでも今は初見で簡単な曲なら弾けますし、ツェルニー40番の譜読みもします。

読めない側から読める側に渡ってきた人間として、現実的な手順を書きます。

最初に安心してほしいこと

楽譜は「読めるか読めないか」の二択ではありません。

「読むのが速いか遅いか」のグラデーションです。

プロだって初見で完璧には弾きません。あなたが目指すのは「時間をかければ解読できる」レベルでよくて、それは数週間で到達します。速度は後から勝手についてきます。

読めるようになる手順(実体験ベース)

ステップ1:「ドの位置」だけ完璧にする

真ん中のド(ト音記号とヘ音記号の間のド)の場所だけ、まず頭に焼き付けます。

全部の音符を暗記しようとしないでください。挫折します。基準点1つだけ覚えて、あとは「ドから2つ上だからミ」と数える。最初はそれでいいんです。

ステップ2:ドレミを書き込む(恥ではない)

楽譜に音名を書き込むのは、邪道ではありません。大人の学習では合理的な足場です。

僕も最初の数曲は全部書き込みました。ポイントは、全部ではなく「わからない音だけ」書くこと。そして曲が進むにつれて書き込みを減らしていく。足場は最後に外すためにあります。

ステップ3:短い曲を「数」こなす

読譜力は、長い曲1曲より短い曲10曲で伸びます。

同じ曲を弾き続けると、途中から楽譜を見ずに指が覚えてしまい、読む練習になりません。簡単で短い曲をたくさん初見で触るのが、読譜の筋トレです。

ステップ4:リズムは口で言う

音の高さより、リズム(音の長さ)でつまずく人が多いです。

対策は「タン、タタ、ターアー」のように口で言えるようにしてから弾くこと。口で言えないリズムは指でも弾けません。逆に言えれば弾けます。

読めるまでの「しのぎ方」

読譜力が育つまでの数ヶ月、楽しみを止めない方法があります。

  • 音名フリガナつき楽譜:大人向け曲集には全音符にドレミが振ってあるものがあります
  • 練習アプリ:flowkeyなどは流れる楽譜+お手本動画で、読めなくても曲が進みます(アプリの記事
  • 耳コピ+YouTube:手元動画を見て真似る。立派な学習法です

やってはいけない近道

1つだけ警告です。

「楽譜を一切使わない」方針だけはやめてください。

耳コピと動画だけでも数曲は弾けるようになります。でもその先で必ず詰みます。新しい曲を覚えるコストが下がらないからです。

楽譜は、読めると「世界中の曲が弾き放題になるチケット」です。数週間の投資で一生使えるチケットが手に入るのに、捨てるのはもったいなさすぎます。

まとめ

  • 楽譜は読めない→読めるの二択ではなく、速度のグラデーション
  • 基準点1つ+書き込みOK+短い曲を数こなす
  • リズムは口で言えたら弾ける
  • フリガナ楽譜やアプリでしのぎつつ、楽譜からは逃げない

読めなかった僕が言うので間違いありません。3ヶ月後のあなたは、今日のあなたが驚くくらい普通に楽譜を眺めています。