こんにちは、はじめです。

いきなり安心してほしいのですが、

子どもの頃に弾いていた人は、ゼロからのスタートではありません。

「もう20年も触ってないから全部忘れた」と皆さん言います。でも弾き始めると、指が覚えています。楽譜の読み方も、数週間で戻ってきます。

僕は25歳からの完全ゼロスタート組なので、正直、再開組がうらやましい。ゼロから積んだ僕から見ると、子ども時代の貯金は本当に大きい資産です。

この記事では、再開組が最初の1ヶ月でやるべきことと、一番多い失敗パターンを書きます。

再開ブームは本当に起きている

30〜50代の「やり直しピアノ」は、静かなブームになっています。

きっかけで多いのは、

  • 子どもがピアノを習い始めて、自分も弾きたくなった
  • YouTubeやストリートピアノの動画を見て火がついた
  • 実家のピアノを処分するかどうかで思い出した

どれも共通しているのは「弾きたい気持ちが先にある」こと。これは上達において最強の状態です。

最初の1ヶ月でやること

1. 昔弾けた曲を、1〜2ランク下げて弾く

ここが一番大事なので先に言います。

昔の全盛期の曲から再開しないでください。

再開組の挫折パターンは、ほぼこれです。「昔はショパンの幻想即興曲が弾けたから」と、いきなり当時の最難曲に手を出す。指が動かない。あんなに弾けたのに。ショックで蓋を閉じる。

指の筋力と神経の連携は落ちています。でも「戻す」のは「新規で作る」より何倍も速い。だから焦らず、昔の感覚だと「簡単すぎる」と感じる曲から再稼働してください。2〜3ヶ月で戻ります。

2. ハノンやスケールを1日10分だけ入れる

指の運動神経を戻すには、単純な指の体操が一番効率的です。昔やらされて嫌いだったハノンが、大人になると「指が目覚める感覚」があって意外と気持ちいいんですよね。

3. 楽器を確保する

実家にピアノがある人はいいのですが、ない人は電子ピアノで十分です。選び方はこちら。集合住宅の騒音問題もこの記事にまとめています。

再開組の武器は「耳」

ブランクがあっても、不思議と落ちていないものがあります。耳です。

いい音とそうでない音の区別、フレーズの歌わせ方の感覚。これは子ども時代に体に入ったものが残っています。だから再開組は、指さえ戻れば表現の質が一気に上がります。

ゼロスタートの僕は、この「耳」を作るのに何年もかかりました。あなたにはもうあります。

目標を1つ置くと続く

再開して3ヶ月くらいで中だるみが来ます。そこで効くのが「人前で弾く予定」です。

  • 家族に1曲聴かせる
  • 教室の大人向け発表会に出る
  • ストリートピアノで1曲弾く

どれでもOKです。締め切り効果は大人にこそ効きます。人前で弾く度胸の話も書いているので、よければどうぞ。

まとめ

  • ブランクは数ヶ月で埋まる。ゼロからではない
  • 昔の全盛期の曲から始めない(最重要)
  • 指はハノン10分で戻していく
  • 耳という資産は残っている。自信を持っていい

昔のあなたが積んだ練習は、ちゃんとあなたの中にいます。おかえりなさい。

次に読む → 大人のピアノ、ブランク後の練習方法